千葉大学大学院医学研究院放射線医学教室

2018年医局説明会

2018年07月14日

 

先日2018年7月7日に医局説明会が開催されました。説明会には学生も含めて総勢13名の参加者にお越しいただきました。
最も遠方からでは山口県からもご参加いただき、皆様には大変御礼申し上げます。
医局説明会は大学病院西棟のセミナー室で行われ、多くの医局員の先生方にご協力いただきました。

堀越先生には千葉大学放射線科についてのご紹介、向井先生・原田先生・雑賀先生にはそれぞれ放射線診断部・放射線治療部・IVR部門のご説明をしていただきました。また、女性医師を代表して高田先生、専攻医を代表して樋口先生・木村先生にもそれぞれの働き方や放射線科の魅力についてお話をいただきました。

発表をしていただいた諸先生方ありがとうございました。特にIVR部門に関しては今年からご説明をお願いしており、これからますますの発展が期待されます。

説明会は少し時間がおしてしまい、その後の施設見学は十分な時間が確保できずご参加者の方には大変ご迷惑をおかけしました。短い時間ではありましたが当院放射線科の魅力を理解していただけたら幸いです。

説明会の後は千葉中央駅裏のrix cafeにて懇親会が行われました。ご参加いただいた先生方と医局の先生方との間でより近い距離での活発な交流ができたものと思います。沼津からも先生が駆けつけてくださり、会は大変ご盛況の中終わることができました。

改めまして参加していただいた先生方に大変御礼申し上げます。千葉大学放射線科の和気藹々とした雰囲気を感じていただき、よりご興味を持っていただければうれしく思います。勉強会などのアナウンスも今後予定しておりますので、一度参加してみてください。放射線科の空気がより理解できる一助になると思います。

それでは雰囲気の良い千葉大学放射線科で皆さんとご一緒に働けることを心よりお待ちしております!(山内)

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ISFRI2018

2018年05月14日

 

2018年05月10-13日にMelbourneで行われた7th annual meeting of the International Society for Forensic Radiology and Imaging (ISFRI)に参加してきました。MelbourneはAustralia南東部の海岸沿いにあるVicroria州の州都です。1850年代のgold rush以後急速に発展し、ビルが立ち並ぶ都会である一方、今日でも大英帝国Victoria女王時代の建築物や文化が多く残る街となっています。少し離れれば豊かな自然が広がっており、中心部からわずか7km離れた海岸では野生のペンギンも見ることができました。日本との時差は1時間、渡航時は冬に差し掛かるところでしたが、想像していたよりも寒さは厳しくなかったです。
Australiaの死因究明制度、特にVictoria州の制度は先進的とされていますが,その制度を支える死因究明機関としてVictorian Institute of Forensic Medicine (VIFM)があります。ここでは死因究明のみならず、Australia全体の死因の傾向やパターン、risk factorなどが検索できるdata baseを統括しており、また臓器・組織バンクも研究所内に併設されています。今回のISFRI2018では、このVIFMの死体専門放射線科医であるChris O’Donnell氏がchairmanを務められていました。
私個人としてははじめての国際学会、はじめてのposter発表、はじめての一人海外旅行で、まさに「はじめてのおつかい」状態での参加でした。緊張していましたが、少なくとも生活、移動に関しては現地の情報を扱った日本語のwebsiteがたくさんありましたし、Google Mapsは現地の路面電車の出発時刻まで完璧に教えてくれましたので、片言の英単語とmobile phoneのおかげで何とかなりました。「案ずるより産むが易し」といったところでしょうか。

poster前での1枚。はじめてのposter発表でしたが、作成段階の細かな技術から見せ方まで大変勉強になりました。

学会がはじまる前日の05月09日にはRoyal Children’s Hospitalで行われたnon-accidental injury (NAI) in Childrenのworkshop(というか、普通の講義)に参加してきました。NAIに関わる各科doctorだけでなく、comedical、警察などによる講義も行われましたが、専門外の分野になると英語が途端にわからなくなり、非常に悔しい思いをしました。画像診断に関しては基本的な話が中心だったこともあり、理解はしやすく、復習になりました。NAIに関しては法医学とは切り離せない関係にあることからISFRI本大会でもpediatricsのsessionが設けられており、実務上でもVIFMとRoyal Children’s Hospitalとの間で連携があるようです。Great Ormond Street Hospital Children’s Charity (GOSH)の画像診断医からはmicro CTを用いたclassic metaphyseal lesionの描出能の話やpost-mortem needle biopsyについて(小児の解剖に対して両親の抵抗があるのは万国共通のようで、非破壊性に組織を採取することも症例によっては検討されるべきと話していました)など研究の紹介もあり、有意義な時間を過ごすことができました。
ISFRI自体は3日間の開催で、私は2日目にposter presentationを行いました。PowerPointによる4分間のpresentationがあることを発表の前日に知り、慌てて作成 (当初は展示したposterの前で3分間のpresentationと記載されていましたが、その後変更になったメールを見落としていました)。焦りましたが、何とか切り抜けることができました。

会場でのpresentation。緊張のあまり顔が歪む筆者。

法医学者の他、画像診断医、放射線技師、弁護士に至るまで多職種が発表、講演を行うのは法医学の学会ならではです。特に2日目に講演した女性弁護士のpresentationは英語が不得手な私でも巧さがわかるもので、感動しました。
今回の学会の”目玉”の1つは”Ned Kellyの遺体の謎に迫る”というものでした。Ned KellyはAustraliaでは最も有名な”bushranger (gold rushの頃に暴れまわった、サバイバル術を有する盗賊、脱獄囚達)”で、その義賊的なふるまいから民衆の支持を得ていたとされ、映画にもなった人物です。1880年に絞首刑にされた後、遺体は旧Melbourne監獄の墓地に埋葬されていましたが、監獄より遺体が移された際に、身元がわからなくなったとのこと。最新のmitochondrial DNA解析やデスマスクの再現などで躯幹の同定はなされたものの、Ned Kellyとされている頭蓋骨が誰のものか(真にNed Kellyのものか)は分からず終いのようです。謎は謎のままの方が浪漫があっていいのかもしれません。
その他にも“tension pneumopericardium”が原因と考えられる死亡例、肺動脈内にfat-fluid levelを形成したmassive fat embolismなど、日常臨床であまり見ることがない症例発表があったり、”酔っ払いが殴られて急死した際には、椎骨動脈損傷を疑い、postmortum CT angiographyを行う”など、純粋に知識の補充にもなり面白かったです。
学会の合間を縫ってMerbourneの街も観光してきました。Ned Kellyの遺体が収容された旧Melbourne監獄は観光名所となっており、拷問器具や囚人のデスマスクが生々しく残されています。また、市街中心部のVictoria州立図書館は観光客でも自由に出入りすることができ、美しい吹き抜けのドームを最上階から見下ろすことができます。オージービーフも美味しかったのですが、個人的には8bit.というハンバーガーショップのハンバーガーが最高でした。Melbourneに行く機会があれば、是非食べてみて下さい。

Victoria州立図書館。美しい吹き抜けのドームの下で勉強ができます。まるでハリー・ポッターの世界のようです。ちなみに、筆者はハリー・ポッターなどついぞ見たことはない。

学会直前はやらなければならないことが多く余裕がなかったのですが、異国の地でリラックスした時間を過ごすことができ、少し考える時間を持つことができました。後期研修医として放射線科に入ってから早5年、的確な診断が下せるようにこれまで生活の大部分を画像診断に費やしてきたつもりです。ただ、ここに来て自分が”医師あるいは社会人として最低限必要なスキル”をあまりにも疎かにし過ぎていたように感じています。今回の国際学会は規模の小さなものでしたが、自分の語学力、presentation技術の未熟さを痛感しました。統計学、マネジメント能力など、画像診断医たる以前に社会人として必要なスキルを私はまだ十分に得られていません。診断の勉強は楽しいですし、これから先も画像診断が自分の仕事の中心であることは忘れてはならないと思うのですが、もう少し広い範囲のスキル向上のために時間を費やす必要があるのかもしれません。南半球の広い空をペンギンのように見上げながら、そんなことを考えていました。
最後になりましたが、今回の学会に誘って下さった東京大学/千葉大学法医学教室の槇野陽介先生、吉田真衣子先生に深く感謝申し上げます。また、忙しい中、学会に送り出して下さった医局員の皆様にも厚く御礼申し上げます。

都心部からわずか7kmのSt Kilda pierにいた野良ペンギン。夜になると岩場に出現します。フラッシュ撮影は厳禁。

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2018年度 千葉大放射線科医局説明会のお知らせ

2018年05月8日

 


全体-1


放射線科医局説明会
日時 7月7日(土) 17:00
場所 病院西棟 3F セミナー室3

食事会
食事会は説明会後に開催しますが、場所は未定です。改めて、ご連絡致します。

主に若手・女性医師からの視点を中心に、放射線科についてお話し、疑問にお答えします。
医局員の日常、女医の働き方、やりがい、キャリア形成、魅力など、実習や研修病院の研修だけでは見えてこない放射線科の実際、雰囲気、魅力を、研修医・学生さんにわかりやすく知ってもらえる医局説明会となっています。幅広いご参加をお待ちしております。
気楽に食事をしながらお話しする場も設けています。食事会だけでも気軽に参加して下さい。
漠然とした興味での参加も大歓迎です。

参加ご希望の方は、なるべく7月2日(月)までにご連絡をお願いします。
放射線科
堀越 琢郎  horikoshi@chiba-u.jp
山内 昌磨  s.yamauchi10@orion.ocn.ne.jp

もちろん当日での参加も歓迎致します。

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JRS in 2018

2018年04月27日

 

2018年4月12日~15日、横浜で第77回日本医学放射線学会がありました。
普段の勉強会では見聞きできないacademicな発表を楽しみに(?)、今年も参加してきました。
個人的な印象で申し訳ないのですが、学会期間中にインプレッシブであった出来事をいくつか勝手に紹介しようと思います。

1.Y田先生 優秀論文賞!
“Reading efficiency can be improved by minor modification of assigned duties; a pilot study on a small team of general radiologists.”というタイトルの論文で、京都府立医大にいらっしゃったときのお仕事です。着眼点とアプローチが非常に面白いですね。
ところで本人は受賞で用いた5年程前の写真でもまだいけるんちゃうかと思っているようです。皆様はいかがお感じでしょうか?

2.横浜中華街
中華を食べるならココ。おいしい中華料理に舌鼓を打ちながら、他病院の放射線科医との交流を深めてきました。
え?学会中何してんだって?

3.マジ卍
イメージインタープリテーションのセッションで一気にオジサンradiologistsにも普及した若者言葉。司会の森先生と松木先生、あの場での落ち着きぶりと盛り上げ方はさすがですね。
ちなみに最近流行ってると思われるのは、「やばたにえん」、「こま?」あたりでしょうか。
ただし、不用意に使用すると若者との距離がさらに微妙になるリスクを孕んでいますので、使用に際しては自己責任でお願い申し上げます。

そうそう、今回学会デビューしたのが、同期のA久津先生。医局内でのイケメン評価をさらに上げる発表ぶりだったようです。お疲れ様でした。
N津市立病院での新生活頑張ってください。(羽柴)

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第10回呼吸機能イメージング研究会:大阪

2018年03月2日

 

 少しご報告が遅れましたが、2/2 – 2/3に大阪で開催された呼吸機能イメージング研究会に参加させて頂きました。本会は、呼吸器内科、工学、放射線科が一同に会する貴重な機会で、大阪大学が主幹ということもあり、人工知能の話題が多く出されていました。こういった技術をどのように他の情報に結びつけるか、そして臨床に役立てるかを考える上で、貴重な機会となりました。
 当科からは、西山先生が呼吸器内科や救急部と共にやっているARDSに関する研究を発表し、見事ポスター賞を受賞されました。来年は、千葉大学呼吸器内科が主幹です。西山先生の更なる活躍を、楽しみにしております。(横田)

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