千葉大学大学院医学研究院放射線医学教室の旧ホームページ

第56回米国放射線腫瘍学会議 (ASTRO 2014)

2014年12月10日 | 学会・研究会

 

2014年9月14日から9月17日の期間に開催されたASTRO’s 56th Annual Meetingへ宇野教授とともに参加して参りました。ASTROは、放射線治療に関するもっとも大きな国際学会であり、今年はアメリカ西海岸の、ゴールデンゲートブリッジやケーブルカー,アルカトラズ島など多くの観光名所を有するSan FranciscoのMoscone Centerで行われました。ありがたいことに、昨年のこの時期に開催されたESTROに続いて今年はASTROと、二年連続して国際学会へ参加させて頂きました。
ASTROには毎年参加者が増え続けており、今回は約10000人以上と過去最大の参加人数だったとのことです。ESTROの時もそうでしたが、当たり前のごとく会場が広く、特にメインホールの桁違いの規模を目の当たりにすると、参加し慣れていない者からすれば、やはり圧倒されてしまいます。
学会期間中はいろいろな講演やセッションが行われていましたが、特に驚いたのはPLENARY SESSIONで免疫療法における放射線治療の役割に関して講演されていたことでした。臨床ではまだまだ問題あるのでしょうが、いずれ広く利用される治療法になっていくのでしょうか。他には、GUIDELINES HIGHLIGHTでは、乳癌や小細胞癌に関してブラッシュアップすることができました。色々なセッションに参加してみると、当たり前と思っている治療法が必ずしもそうではなく、活発な議論が交されているのを見て、日頃からもっとEBMを意識して診療に当たらなくてはいけないことを痛感させられました。
一方、学会の合間には宇野教授よりワイナリーツアーに誘って頂きました。このツアーには、教授クラスの大先輩方が大勢参加されており、新米の私は非常に恐縮しながらお供させて頂いたのですが、バスをチャーターしてのガイド付きツアー、天候も素晴らしくNapa Valleyの美しさとワインの奥深さを十二分に堪能することができました。
そして、ASTROといえば『肉』ということで、現地に到着した初日からステーキハウスでTボーンと戦って参りました。こういったことも海外学会の楽しみの1つでしょうか。
来年のASTROは、2015年10月18日から10月21日に「アメリカのヴェニス」と呼ばれているSan Antonioで開催されます。皆様演題を携えて奮って参加しましょう。
最後に、お声をかけてくださった宇野教授、また快く送り出して下さいました諸先生方に心より感謝申し上げます。

 

DSC03614DSC03951

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このページのTOPへ